きのう何観れた?その38。
貴方の町に居る奇行種。
それは我々が理解出来ないだけで、トンデモない才媛かもしれませんよ?
…多分。
そんな訳で9月25日は「さかなのこ」を観まんた。
賢明なる諸兄ならご存じ「さかなクン」の半生を「のん」が主演するというそれだけでもうトンデモない怪作になる事間違いなしなこの映画。
蓋を開けてみればそれはもうトンデモない傑作でした。
何故、さかなクンをのんが演ずるのか?
単なる話題性(もあるのだろうけど)で抜擢された訳ではないのは観れば直ぐに解ります。
この映画はのんあり得ずに撮れる映画ではありません。
ですが先ずさかなクンと言う特異なるキャラの映画を撮ろう!では主演は誰にしよう?そうだ!のんにしよう!それがいい!それがいいと言いました!
…とは、普通はなりませんw
普通の役者は奇人変人を演じない。
普通じゃない役者バカなら演ずるかもしれない。
普通の女優は男性を演じない。
内容によっては演ずるかもしれない。
だが女性が男性の奇人変人を演ずるのはハードルがかなり高い。
先ず所属事務所が許さない。
所属事務所が。
そうココがキモなのだ。
のんはある意味フリーダムな存在である。
所属事務所なんて関係ない。
本人が演じたければ演じる事が出来るのだ。
いや詳しい諸事情を知らないので憶測ではあるのですが、少なからずそう言った面があったのかもしれません。
…多分。
しかしそれを加味してもこの映画の主演はのんしか演ずる事は出来ないと断言出来ます。
のんの演技を観れば誰もが理解出来る、さかなクンにも負けじとも劣らない奇行種なんですよのんはw
この映画、ある意味さかなクンという奇行種の半生を描いている様で、のんという奇行種の半生も重ねているのではないでしょうか?
それだけのんの演技がエグいですよこの映画。
普通ならこの映画、大々的に宣伝されて今年度の日本アカデミー賞に色々とノミネートされてもおかしくない傑作だと思います。
ですが諸事情により大々的に宣伝はされませんでしたしノミネート候補になるのも難しいでしょう。
今後もテレビ放映される事は先ず無いでしょう。
色々としがらみがあるこの芸能界でそれでものんを主演にした沖田修一監督の蛮勇にエールを送りつつ感謝したい。
…ちゅーかね?
この映画そんな諸事情なんて関係ないのw
そんなのどうでもいいのw
だって面白いんだものw
単純に。
そう単純に面白いんですよこの映画。
かなり深いテーマ性を入れつつも純粋に面白い映画になってるんですよ恐ろしい事に。
もうね色んなシーンで皆笑ってるのw
ギャグが面白いのw
普通こんなにギャグが面白い映画ってないよ?
何かしら滑ってるよ?
何コレw
それだけですげーよこの映画w
そんな訳で色々な諸事情的にテレビで放映されないだろうから今のうちに観に行く方が良いです。
ハイ。
ちゅーかミー坊の幼少期演じる西村瑞希(くん?ちゃん?どっちなのこの子?)が可愛いです。
…テーマ的にこの子選んでる時点でこの映画勝ち。
むほり。